博報堂の季刊誌『広告』でイラストを描きました


家事をするお父さんが欲しくなる、無駄にオーバースペックなアイテムという企画でした。
たぶん、変というか、珍妙なメカを描いてる人を検索して僕に話が来たんじゃ無いかと思います。
そうゆう人あんまりいませんからねぇ(笑)


まずは↑のリカンベントサイドカー。


子供を幼稚園に送り迎えする為の自転車です。
右上の透視図のような構造になっていて、サイドカーに乗ったお父さんがペダルを漕ぎ、操縦もします。
子供たちは座ってるだけで、前の座席のハンドルは、本体に固定されて動きません。


このような姿勢で漕ぐ自転車はリカンベントと言って、現実に存在します。
僕も街中で乗ってる人は一度しか目撃した事が無いので、知らない人は多いかと思います(秋葉原で見た)

“リカンベント”で画像検索


サイドカーがリカンベントになってて、自転車本体の方に子供が乗ってるアイデアは編集さんが出したものです。
それを僕が現実に存在しそうな感じにデザインしました。
これは実際に乗ったら子供たちが大喜びしそうなので、とても良いアイデアだと思います!
子供たちの気分をさらに盛り上げる為、ヘルメットは自転車用ではなく、バイク用にしました。
(ちなみに、某海外メーカーのサイドカーに似てるのは、編集さんのリクエスト)


リアルな感じにデザインしましたが、これが公道で走れるかは不明です。
もしOKでも危ないからやめたほうが良いです。
運転するお父さんの左側が、子供が邪魔で全然見えないからです…。
でもそこは面白さを優先して、気付かなかった事にして描きました(笑)


それでも、どうしても気になるところは直してます。
この絵は最初左向きに描いてたんですが、それでは子供が車道側になります。
走ってるところを想像すると子供が心配で仕方なかったので、途中で絵を反転させました。
本の開き方からすると、左向きの絵の方が良かったんですけどね。


ちなみに、Shade3Dで超簡単な3Dモデルを作り、それを下地にして描いてます。
このタイヤみたいなシンプルで規則正しい構造物を描く場合は、時間がかかってしまうので3Dを使います。
てゆうか、時間をかけても3Dのように正確に描ける自信が無い…(^^;)

次は浴室掃除スーツです。


これは僕のアイデアでした。
自分が汚れる心配無しに、思いっきり派手に浴室の掃除ができます。
スーツはスポンジ製(背面の黄色は硬めのスポンジ)腕には高速回転するブラシ、頭から洗剤を噴出という構造になってます。
こんな大きい物、普段どこに置いておくんでしょうね…。

最後は10徳包丁です。


男って10徳ナイフ好きだよね、という話から出てきたアイデアです。
すごく重くてデカイので、全然実用的では無いですが、包丁の種類はちゃんと調べて、代表的な10本を選んでます。
そこだけは真面目に考えました(笑)


以上です。
変な物を描くのは大好きなので、楽しい仕事でした。(^^)

こうゆう仕事もお待ちしてます。


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